
大好きな“銀”に関するお話です。ちょっと、うんちくのようになりますが。。
銀の純度
もしシルバーアクセサリーをお持ちでしたら、裏の刻印を確かめてみて下さい。
「925」とか、「Sterling」とか書いてありませんか?これらは全て銀の純度を表しています。Sterlingの場合は、「92.5%の銀」の意味です。
何で純銀と使わないのか?別に材料をケチっている訳ではなくて、ちゃんと理由があります。
銀に限らず、純金属はとても柔らかく、アクセサリーには不向きです。そこに少し多種の金属を混ぜると
(「割り金」といいます。)硬度を増すことが出来ます。専門用語で、「固溶体強化」という現象です。他にもこんな種類があります。
○サラ:99.99%の純度。いわゆる純銀です。最近のアートクレイはこれです。
○五分落ち:95%の純度。一刀はこれを使っています。適度な硬度と加工易さ、輝きも純銀に近いです。
○コインシルバー:90%の純度。名の通り硬貨に使います。硬いです。
ちなみに、金でよく耳にする「18金」は、75%のことです。残り25%をパラジウムとかニッケルにすると、ホワイトゴールドになります。
最も輝き、最も儚い
貴金属の中で、磨くと最も強い輝きを放つのは、、、銀です。
反対に、貴金属の中で最も早く輝きを失うのも、、、銀です。
銀は金属の中で最も可視光線の反射率が高い(鏡に近い)です。念入りに磨けば、プラチナよりも光ります。
一方で、貴金属の中で最もイオン化傾向が大きい(酸化されやすい)金属でもあります。
最も強い輝きを持つ一面もありながら、放っておくとすぐ曇る、弱い一面も持っています。
なんか、人間みたいじゃないですか?
手をかけて磨いてやらないと、ダメなんです。手入れ方法は、こちらで紹介しています。
生き様を、映す鏡
銀は、金属では軟金属の部類に入ります。ずっと身に着けていると、気付かない内にけっこう傷が入ります。
でも、それもまたいいんです。自分のライフスタイルが刻みついた、というか。味だと思います。
小傷が入れば、新品時の目を覚ますような強い輝きは無くなりますが、今度は淡い優しい光を放ちます。
デザイン上凹んで磨けない部位は黒くなり、コントラストが生まれます。
私の主観ですが、傷が入っても汚れてもその魅力を失わない、むしろ愛着が湧いてくるのは、銀だけのような
気がします。比較的安価で身近な貴金属、、という理由も大きいかと思いますが。
以上、思いつくままに書きました。気楽に、飾らず、銀と付き合ってみて下さい。
そのお手伝いにもし一刀を選んでいただけたら、嬉しく思います。

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